万が一、詰まってしまった時の応急処置

窒息状態を発見したら、まず大声で助けを呼び、「119番通報」と「AEDの依頼」を優先します。

その後、直ちに以下の異物除去を開始してください。

背部叩打法(はいぶこうだほう)

意識がある(反応がある)場合に推奨される方法です。

座っている・立っている場合: 相手の背後から、片手の手のひらの付け根(手根部)で、左右の肩甲骨の間を力強く、何度も叩きます。
倒れている場合: 相手を横向きにし、自分の膝で相手の胸を支えながら、同様に肩甲骨の間を強く叩きます。

反応がない場合

呼びかけに応じない、または処置中に意識を失った場合は、ただちに「心肺蘇生(胸骨圧迫)」を開始する必要があります。

お餅は新年の訪れを祝う大切な食材ですが、ほんの少しの油断が大きな事故につながります。

「小さく切る」「先に飲み物で潤す」といった簡単な心がけと、もしもの時の知識を持つことが、家族の命を守ります。

ことしの年末年始は、ぜひご家族で安全な食べ方を確認し、万全の備えで新年を迎えてください。