旧統一教会及び関連団体と一切の関係を絶つ決議を行った富山市議会は14日、この決議が人権被害や差別につながるとして提出された陳情書をめぐり審議を行い、富山市議会は陳情書を議会で取り扱わない方針を決めました。

これは信徒と名乗る富山市民が11月28日に富山市議会に提出した陳情書です。


旧統一教会と関係を絶つことを決議した市議会などに対し、法的根拠に基づかない特定団体の排除や攻撃は人権侵害だとして「政教分離の原則」を堅持し、市民に明確に示すよう求める内容です。

決議はことし9月、市議会の自民会派で、関連団体の幹部を招き講演会を開くなどの関係を持っていたことが明らかになったことを受け採択されたもので、本会議では全会一致で可決されています。


14日の富山市議会 議会運営委員会は提出された陳情書を議会で取り扱うかどうかについて審議しました。


自民党 江西照康 市議:
「市民の身体、生命、財産の侵害が行われるような反社会的な行動に対して毅然として立ち向かう必要があると考えています」