全国では「ちょう」が優勢

それでは、全国的には「まち」と「ちょう」のどちらが多いのでしょうか?
総務省によりますと、全国743の「町」のうち
▼「まち」と呼ぶのは277
▼「ちょう」と呼ぶのは466
「ちょう」呼び方が圧倒的に多いことがわかりました。
今尾さんに地域的な傾向について聞くと、興味深い違いが見えてきました。
地図研究家、日本地図センター客員研究員
今尾恵介さん
「自治体の『町』としては、『まち』と読むのは北海道を除く東日本が多く、『ちょう』は西日本が多くて、九州は混在というのが大体の傾向」
各都道府県で「まち」と「ちょう」のどちらが多いかを色分けしてみると、北陸から関東など東日本では「まち」が多いのに対し、東海地方から西の西日本では「ちょう」が多いという傾向が明らかになりました。
この「まち」と「ちょう」の境目となるのは、岐阜県・福井県・静岡県のあたりだといいます。
岐阜県19町と福井県8町はすべて「ちょう」呼び。
静岡県の12町のうち、県西部「森町(もりまち)」を除く11町はすべて「ちょう」呼びです。










