女性が旧統一教会の信者から購入させられた水晶玉。女性は8年前に旧統一教会に入信し、これまで献金や物品購入におよそ2500万円を使ったといいます。そして信者だった今年9月15日、女性が通っていた教会の区域長ら信者2人から「献金は自らの責任と判断」、「献金について返金を請求しない」という念書にサインさせられました。


元信者の女性(11月29日取材):
「私は強制されて献金したがではなくて、自分からすすんでしたような。これがネックになって、お金は一切、1円も戻らんがでないかなと思ったがですね」

その翌月の10月13日、念書にサインをしたことを悩んでいた女性のもとに教会の婦人部長ら2人が現れ、返金を求めた別の信者の息子が自殺した話をしたといいます。


元信者の女性(11月29日取材):
「(別の信者が)献金したものを返してくれと言われたがいと、そして返したらそこの息子さんが自死されたいう、そういう話をしとられるがですよね」

11月18日、女性は教団からの脱会を決意、念書の撤回を求めました。11月29日、チューリップテレビが旧統一教会に質問状を送ると、急きょ女性に念書を郵送してきたのです。そして、女性5日、国会で野党のヒアリングに応じた女性。


元信者の女性:
「献金や物品購入は自分の本心ではなく、進んでやったわけではありません。先祖の因縁などを説かれ、家族が不幸になると言われて恐くなり、まわりから指図されてやったことがたくさんありました。だからあの念書は絶対に間違いだということに気がつきました」