18日に開幕する全国高校ラグビーの富山県予選。
憧れの聖地、花園出場を目指す高校ラガーマンたちを紹介します。今回は初の花園出場を目指す合同チーム「T-HAWKS」です。

初の花園出場へ闘志を燃やす合同チーム「T-HAWKS」です。

人数不足により単独での試合出場が叶わなかった高校の選手が1つのチームになりともに戦います。

ことしは砺波・砺波工業・高岡第一・高岡・南砺福野の5校からなる合同チームです。チーム名には砺波地区や高岡地区を代表して戦うという意味が込められています。

橋場皓生選手
「単独チームとは違うので練習は限られてくるんですけどその限られた時間のなかでどう練習するかが大事になってくるのでそこをちゃんとみんなで気持ち入れてやっています」

指揮を執るのは合同チームを率いて3年目になる砺波高校の城石敦也監督。粘り強いディフェンスから流れを作り、チャンスをものにして勝利を目指します。

城石敦也監督
「キャプテンであるセンターの橋場とフォワードはナンバーエイトの上田ですね」

キャプテンの橋場皓生選手は、1年生の頃から試合に出続けている経験豊富なチームの柱です。

橋場選手(砺波)
「自分の強みはボールをもらったときの突破力と、粘り強い、相手を追い込むディフェンスなのでその2つでチームに貢献していきたい」

もう一人のキーマン2年生のナンバーエイト上田紗有彬選手。身長169センチと体はそれほど大きくありませんがパンチ力は抜群。積極的にボールをもらい相手のディフェンスをこじ開けます。

上田紗有彬​選手(南砺福野)
「相手と一対一でぶつかり合う点では負けない自信があるので試合ではそこで会場を湧かせたり味方にとっていい流れを持っていけるようにやっていきたいと思います」

そして合同チームであることを感じさせない一体感もこのチームの強み。練習中も積極的にコミュニケーションをとります。

「2連チャンでさポッドあるときテンポ上げられる?ワンテンポ」

学校行事などで都合が合わずチーム全体での練習が出来ない日も多くあるなか1つのチームとして絆を深めてきました。

いよいよ始まる花園予選。学校の垣根を超えて心をひとつに戦います。

城石監督
「部員不足の合同チームとして全国大会に出場してこのティーホークスというチームを全国に轟かせるようなそういう風にしたいと思います」

橋場選手
「ついに始まるんだ。って自分はめちゃくちゃワクワクしていてやっぱり3年生というところで気持ちも入るしキャプテンなので、やってやるんだという気持ち、圧倒してやるんだ。そういう気持ちがどんどん高まっていて緊張はあまりしていないです」

先輩たちが成し遂げられなかった悲願の花園へ。T-HAWKSの戦いが幕を開けます。合同チーム「ティーホークス」の初戦の相手は魚津工業です。