任期満了に伴う上市町長選の投開票が、5日に行われ、現職の中川行孝氏が3期目の当選を果たしました。

上市町長選挙は自民、公明、立憲民主、国民民主、連合富山などが推薦した現職の中川行孝氏(75)が5606票を獲得し、3期目の当選を果たしました。会社員で新人の椎名俊明氏(59)は3226票、元町議で看護師、新人の百塚怜氏(35)は387票、元上市町議で自営業、新人の成川友仁氏(52)は326票でした。

3期目の当選を果たした現職・中川行孝氏
「町民のみなさんの生活をしっかりと見つめて支援するとともに、これからの街づくりを、にぎわいづくりをしっかりと軌道に乗せていきたい」

中川行孝氏は上市町出身の75歳。

町の総務課長や副町長などを経て2017年に新人同士の一騎打ちの選挙戦を制して初当選し、2021年は無投票で当選しました。

8年ぶりの選挙戦となった今回の選挙で中川氏は教育環境の不平等を解消するとして、無理のない財政計画で義務教育学校の整備などを訴えていました。投票率は8年前よりも3ポイント低い60.13%で過去最低となりました。中川氏の3期目の任期は今月17日から4年間です。