富山市の20代男性がTikTokで見つけた副業をきっかけに約114万円の詐欺被害にあっていたことがわかりました。
警察によりますと、男性は8月11日、スマートフォンでTikTokを閲覧していたところ、「簡単に稼げる」などと紹介するアカウントを見つけ掲載されていたURLにアクセスしました。
TikTokからLINEに移動して「旗や」というLINEアカウントから「指定された動画を視聴し、スクリーンショットを送るだけで100円から800円程度の報酬が得られる」などのメッセージが届きました。
男性は指示通りに作業を行うと「業務専用のアカウント登録すると報酬の引き出しも便利になる」「限定特典業務としてお金を振り込むことでその金額の3割が加算される」などと説明を受け、指示されたサイトに登録したうえで8月14日、4回にわたり13万3006円分の電子マネーを送金しました。
男性には報酬として数万円分の電子マネーが送金されましたが、男性が指示された操作を間違えたとして金を振り込むよう要求され、指定された口座に45万円を振り込みました。
専用サイトで報酬が増えたように表示されたことから引き出そうとしたところ、手数料を要求され55万8684円を振り込みました。
その後、さらに追加で振り込みを要求されたことから男性は家族に相談したところ詐欺ではないかと指摘され、詐欺被害に気付きました。
被害は114万1690円にのぼります。
警察は「動画をスクリーンショットして送るだけ」などの簡単な作業で報酬が支払われるとうたう広告は詐欺の手口だとしてうまい儲け話に乗らない、SNSだけでやり取りしている見ず知らずの相手の話を安易に信じないなどと注意を呼びかけています。