富山市のJA全農とやまで1日、デビュー8年目となる県産米「富富富」の出荷式が行われました。

セレモニーには新田八朗知事や富富富のナビゲーターに就任した高岡市出身の女子レスリング金メダリスト登坂絵莉さんらが出席し、新米の出荷を祝いました。

トラック3台に積み込まれたのは「富富富」の新米約39トンです。

全農富山県本部によりますと、ことしの富富富の作付面積は前年より450ヘクタール多い2805ヘクタールで、生産量は前年より約2000トン多い1万3000トンを見込んでいます。

9月30日時点の富富富の一等米比率は98%、コシヒカリは77%でした。

富富富は高温に強い品種特性を発揮し、6月以降の高温、少雨が続いた厳しい栽培条件下でも高品質に仕上がっているということです。

JA全農とやま運営委員会 塚本清会長
「(ことしの夏は)高温だったが、水管理とかをしっかりされて品質はいいと思う。富富富も含めてすべてのお米がことしはしっかりと出荷できると思うので、よろしくお願いします」

富富富の新米は、4日から富山県内のスーパーなどで一斉に販売がスタートします。