土砂災害や河川の氾濫、線状降水帯発生の可能性も
台風15号は5日にかけて西~東日本太平洋側を進み、日本の東で6日朝までに温帯低気圧となる見込みです。
前線は5日に北上し、東北南部付近にのびると予想されています。台風本体や周辺の暖かく湿った空気、気圧の谷や前線に向かう台風や高気圧縁辺の暖湿気の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所があります。
西日本から東日本では5日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒が必要です。北日本では5日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。全国的に5日にかけて、落雷や突風、急な強い雨に注意が必要です。局地的には竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

特に、九州南部・九州北部地方では4日夜遅くにかけて、四国地方では5日朝にかけて、東海地方では5日昼過ぎにかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。また、東~北日本では台風が接近する前から気圧の谷や前線の影響で大雨となるので注意が必要です。