きょう公表された文科省の調査によりますと、虫歯がある子どもの割合が過去最も低くなったということです。なぜ、虫歯を減らすことができたのでしょうか?

文部科学省はきょう、子どもの健康状態などを調べた「学校保健統計」を公表しました。

それによりますと、裸眼視力が「1.0未満」の子どもの割合は▼高校では7割を上回り、過去最も高くなったほか、▼小・中学校でも過去最高だった前の年と同じ水準だったということです。

文科省は「勉強やスマホなどの利用で近くを見る時間が増えたことが要因」としています。

一方、減っているのが「虫歯」です。治療済みも含み、虫歯がある子どもの割合は1970年から80年には95%程度に達していましたが、これをピークに年々減っていて、今年度は▼幼稚園では2割を下回り、▼小学校から高校ではおよそ3割と過去最も低くなりました。

なぜ近年、虫歯が減っているのでしょうか。

子どもを専門に診療している歯科クリニック。虫歯がなくても受診する子どもが増えているといいます。

来院した子の母親
「虫歯はないんですけど、乳歯が生えてきたぐらいから意識していました、虫歯にならないように」

院長は虫歯が減った原因として、保護者の意識の高まりを指摘します。

キッズデンタル麻布 小児歯科専門医 坂部潤 院長
「親御さんの意識、たとえば子どもの時から虫歯にさせない方がいいとか。正確な予防方法が浸透した結果、年々虫歯が減っていると考えています。フッ素の普及などは意識以外ではあるかもしれない」

一方で、歯肉炎など歯肉の状態が良くない子どもの割合は減っていません。

キッズデンタル麻布 小児歯科専門医 坂部潤 院長
「歯肉炎のメインの原因は歯ブラシ不足。例えばフッ素を使っていると、究極的には歯が汚れていても虫歯にならない人の割合は増えているかもしれません」

虫歯も歯肉炎もどちらも防ぐためには「歯磨き」の仕方が重要だと言います。

キッズデンタル麻布 小児歯科専門医 坂部潤 院長
「ちゃんと磨けているかどうかがすごく大切で、できれば歯医者さんに行って、しっかり指導を受けていただくことをおすすめしています」