高知県立大学で、美術作品を塞ぐ形で多目的トイレが設置され、9年間にわたって作品が完全に見えなくなっていたことがわかり、高知県立大学と高知県が「不適切な取扱いだった」と謝罪しました。

【写真】9年前の工事で多目的トイレが設置され、塞がれてしまった美術作品

「不適切な取扱い」となっているのは、高知県立大学の学生会館1階に設置されている、高知県安芸市出身の吉田左源二(よしだ・さげんじ)さんが手がけた漆芸作品です。前身の高知女子大学が1988年にこの漆芸作品を取得していて、大きさは縦横およそ2m、作品名はついていません。

作者の吉田左源ニさんは東京美術大学(現 東京藝術大学)を卒業後に東京藝術大学の教授になり、秋篠宮家御紋「菊に栂」、秋篠宮妃紀子さま御印「檜扇あやめ」、皇后雅子さま御印「はなます」をデザインしていて、1999年8月に亡くなっています。

その吉田さんが手掛けた作品が、後に“トイレ”が設置されたことで、完全に見えなくなってしまっていたのです。