前線を伴う低気圧により東北で大雨に警戒

2日は、前線を伴う低気圧がオホーツク海を東北東進しています。また、前線上の日本海には別の低気圧があって東北東進しています。前線の近傍および暖域の広い範囲で活発に発雷し、激しい雨や非常に激しい雨が観測されています。

実況天気図(2日午前9時 気象庁)

オホーツク海の低気圧は2日夜にかけて千島の東に進み、日本海の低気圧は気圧の谷に対応して、2日夜にかけて津軽海峡付近を通り、3日は日本の東を東へ進むでしょう。これに伴い、前線が3日にかけて本州付近を南下し、4日は伊豆諸島付近から日本の東に停滞する見込みです。

低気圧や前線に向かう下層暖湿気や上空寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降って大雨となる所があるでしょう。東北地方では3日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒が必要です。西日本から東日本では3日にかけて注意・警戒し、落雷や突風、ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風に注意してください。

予想天気図(2日午後9時 気象庁)