富山県が新たに拡充するコンベンション施設、高岡テクノドーム別館の建設工事費が、建設資材の価格高騰を受け当初の想定より20億円ほど高い46億3000万円となる見通しであることが分かりました。

これは21日開かれた定例会見で新田知事が明らかにしたものです。大展示場を備えたコンベンション施設、高岡テクノドームの別館の建設費は、基本設計時には26億5000万円でしたが、ウクライナ情勢の悪化に加え円安の影響で建設資材が高騰し、建設工事費は46億3000万円に膨らんだということです。

これに伴い2027年度の開館を目指す富山県武道館の整備費は、当初の90億円前後から新田知事は「高騰は避けられない」との見解です。

富山県は高岡テクノドーム別館の建設費と物価高騰対策を柱にした一般会計52億5000万円余りの補正予算案を11月定例会に提出する予定です。