富山県の県立高校の再編に向けた検討会が28日開かれ、2038年度までに設置を予定している大規模校の数を「2校」から「1校」に見直す方針を決めました。大規模校の定員も1学年あたり320人から480人に見直します。

富山県は見直しの理由について、▼教員の配置や選択科目数の充実、▼中規模校の定員増加につながる、などを挙げています。
検討会は一部非公開で行われ、終了後、取材に応じた新田知事は――
富山県 新田八朗 知事
「1校のほうがより大規模というメリットをより大きく出せるんじゃないかということでさらに方針を見直した。県内に1校ということになりますから、やはり交通の利便性の高い場所に設置する方向で考えたい」
富山県は新たな方針について8月の「総合教育会議」で了承を得たいとしています。