角型パイプを格子状に配置…衝撃を分散へ
前回の実験後、東京理科大学の高橋治教授は「天井部分の合板の厚さを倍にしたり、梁のピッチをもう少し短くするなど設計をやり直します」と話していました。
しかし、前回の課題を踏まえ、衝撃荷重を改めて検証した結果、すべて無垢の木材で構成するのは耐震性を確保できないと判断。
鉄と木材のハイブリッドで強度を確保し、シェルター内の空間全体の安全確保を狙う目標に変更することにしました。
具体的には建築現場で使用される角型パイプを縦5本と横4本、格子状に乗せ、衝撃を分散させる改良で衝撃に耐える効果を確かめます。


公開実験には東京理科大学の高橋教授も立ち会う予定です。
実験は小雨決行で、大雨や強風の場合は翌31日に延期されます。参加者はヘルメットと雨具の持参が求められています。
富山県木材研究所は改良や実験を重ねて来年度中の販売を目指しているということです。