23日夜に発生した台風8号(コメイ)24日午前10時時点で南シナ海に位置していますが、今後東向きに進み、バシー海峡を通過して沖縄の宮古島方面へ北東進する見込みです。

気象庁によりますと、24日午前9時現在、台風8号は南シナ海に位置し、中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっています。強風域は南西側に330キロ、北東側に220キロに広がっていて、南南東に時速15キロで進んでいます。
台風8号は24日夜には進路を東向きに変え、25日朝にはバシー海峡に達する見込みです。25日から26日にかけては北北東から北東へ進路を変え、26日朝には宮古島の東約50キロメートルに位置すると予想されています。
この間、台風の勢力はほぼ変わらず、中心気圧985ヘクトパスカル、最大風速30メートル程度を維持する見込みです。
台風8号は26日から27日にかけて次第に勢力を弱め、26日朝の時点では中心気圧996ヘクトパスカル、最大風速18メートルまで弱まると予想されています。さらに27日朝には熱帯低気圧に変わり、東シナ海を北北東に進む見込みです。
台風の接近が予想される沖縄県の宮古島地方では25日夜から26日にかけて暴風や高波に警戒が必要です。特に26日朝には台風が宮古島の東約50キロに接近する予想となっており、暴風警戒域は台風の中心から全域で160キロメートルに及びます。
台風8号は今後バシー海峡を通過して沖縄方面へ北東進する予想で、宮古島付近では暴風や高波に警戒が必要です。