戦後80年にあわせて富山大空襲の歴史や体験者たちの記憶を伝える「富山大空襲展」が開かれていて、連日大勢の人が訪れています。

展示会は市民団体「富山大空襲を語り継ぐ会」などでつくる実行委員会が企画したものです。
「語り継ぐ会」は県や市などに対して常設展示施設の設置を求めていて、この展示会を常設展示への第一歩にしたい考えです。
13日に富山大空襲展を視察に訪れた新田知事は「しっかり流れが把握できる工夫された展示で、一人でも多くの県民に見てもらいたい」と話しました。
常設展示については――

富山県 新田八朗知事
「今のところ常設展示は考えずにこうやって期間限定でその期間に集中的に多くの方に見ていただく対応を考えている」
同じく展示会を見学した富山市の藤井市長は15日の会見で――

富山市 藤井裕久 市長
「非常に胸に迫るものがありまして心に深く刻まれました。できれば常設の展示も含めて、そういうこともできないかということを含めて検討する必要があるんじゃないかなと。しっかりとみなさんの意見も聞きながらこれから議論していきたい」
常設展示に前向きな考えを示しました。