不審な出来事…謎の差し入れと車のトラブル

この事件の前、被害者の消防士には不審な出来事が連続していました。

2024年1月3日、能登半島地震の2日後、朝の勤務を終えて帰宅すると玄関のドアノブに紙袋がかけられていました。中には飲み物やサンドイッチ、プリンが入っていましたが、差出人は不明でした。

さらに5月中旬にも同様の紙袋が玄関に。今度は飲み物とゼリーに加え、「訓練お疲れ様 いつもありがとう YURI」と書かれた付箋が添えられていました。

「誰からもらったかわからないものを口にしたくなかった」と被害者は証言しています。

この年の2月には車のトラブルも発生。勤務明けの日、車を発進させて2〜3メートル走ったところで、左後輪が外れる事態に見舞われました。ナットが外れていたのです。