真夜中の恐怖、玄関から流れ込むガソリン

2024年5月31日午前3時ごろ、男性が自宅で眠っていたところ、「びちゃびちゃ」という音で目を覚ましました。最初は洗濯機の音だと思い確認しようとしましたが、異変に気づきます。

「まるで交通事故の現場のようなにおいがしていました」

職業柄、何度もかいだことのあるガソリンのにおい。玄関に向かうと、ポストにホースが刺さっており、そこから油のような液体が流れ込んでいたのです。恐怖を感じた彼はスマートフォンでその瞬間を動画に収めました。

「人の仕業だと思いました。パニックになり、怖かったです」

インターホンで外を確認しようとしましたが、通常は見える駐輪場の明かりや外灯が見えず、真っ暗な状態。カメラ部分が何かで隠されていたのです。

法廷での林陽太被告 6月30日の初公判