3人に1人が3年以内に離職

厚生労働省の調査によりますと、2021年卒の新入社員のうち大卒で34.9%、高卒で38.5%が3年以内に離職していて、今や新入社員の3人に1人が3年で会社を辞める時代です。
専門家は、新入社員の働き方に対する意識の変化が背景にあると指摘します。

北陸経済研究所 石崎大地主任研究員
「政府が意識改革を進めていて、これまで単線的なキャリア形成だったのが複線的なキャリア形成を進めていこうと音頭を取っている。それがだんだん浸透していって新卒社員も転職にネガティブなイメージをもっていない」
せっかく入社した社員が辞めてしまうリスク。大手が賃上げなどで優秀な人材確保を行うのに対し中小企業は有効な手を打てず、四苦八苦しているのが現状です。