ガソリンスタンドを運営する富山市の「光神」が事業を停止し、自己破産の準備に入っていることが帝国データバンクの調べでわかりました。負債額は約1億3000万円とみられています。
「光神」は2006年9月に設立、富山市羽根でセルフ型のガソリンスタンド「EneJet羽根SS」1店舗を運営していました。また、レンタカー事業も手がけていました。
ピーク時の2018年8月期には年間売上高約9億1400万円を計上するなど、順調に業績を伸ばしていました。
しかし、近隣の同業他社との競争が激しくなり、2024年8月期の売上高は約3億4000万円まで落ち込んでいました。
同社は過去の出店に関する負担も重くのしかかり、近年は採算確保に苦戦を強いられていたようです。
その結果、財務面では債務超過の状態に陥り、資金繰りが逼迫。事業継続の見通しが立たなくなったため、今回の措置となりました。

現在は事後処理を弁護士に一任し、自己破産申請の準備を進めているとのことです。