北陸電力の株主総会が26日に開かれ、原発からの撤退を求める議案などが株主から提出されましたがすべて否決されました。

富山市で開かれた北陸電力の株主総会には株主175人が出席。

総会では株主の一部が去年1月の能登半島地震で、志賀原発の外部電源を受け入れる変圧器での大量の油漏れをはじめ、様々な故障やトラブル発生するなど、志賀原発がいかに脆弱であるかが示されたとして原子力事業からの撤退を求めました。

これに対し北陸電力は「能登半島地震により一部設備に被害が生じたが、原子炉施設の安全上重要な非常用電源や冷却設備などの機能を確保しており安全確保に問題は生じていない」と回答しました。

総会では会社側が提案した2つの議案は可決され、株主から提案された6つの議案はすべて否決されました。