不漁が続いている富山湾の宝石シロエビ。新湊漁港ではこれまで3回にわたり休漁期間を設けていましたが、23日に約2週間ぶりに再開しました。

新湊漁港では午前7時ごろ、シロエビ漁に出ていた漁船4隻が戻ってきました。3回目の休漁後初のシロエビ漁。水揚げはゼロでした。
シロエビ漁師 松本隆司さん
「全くない。一匹もおらん。2種類くらいの水深で網を引っ張ったのであげてみて(エビがいない)ということならもういないんだろうと、きょうは漁をやめようと…」
解禁初日の水揚げはおよそ3.9トンと幸先のいいスタートを切った新湊漁港のシロエビ漁。

しかしその後、漁獲量は右肩下がりになりました。
4月は例年の半分程度で17トン、先月は例年のおよそ2割の4トンにとどまっていて、今月は水揚げがわずか2㎏です。23日までに3回の休漁期間を設けました。
しかし再開しても一向に水揚げが回復しない状況に漁師達は危機感を募らせています。
シロエビ漁師 縄井雅英さん
「二週間近く休んでいたので前よりはよくなっているんじゃないかなと期待はあったんですけど実際全然だめだったのでショックですよね」

新湊漁協では24日も出漁する予定ですが、今後の漁については水揚げをみながら判断する予定です。