前線が予想以上に活発なら警報級の大雨も…
7日朝までに、中国中部で前線が明確になり、日本の南をゆっくりと北上する前線と一体化して、中国中部から東シナ海、日本の南を通って日本の東へと伸びる見込みです。
8日には、この前線が九州南部付近まで北上すると予想されています。
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むことや、日中の気温上昇の影響で、大気の状態が不安定になります。そのため、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
西日本では8日、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。南西諸島では7日にかけて、西日本から東日本では8日、落雷や突風、ひょう、急な強い雨に注意が必要です。
北日本でも7日夜にかけて気圧の谷が通過し、7日から8日にかけてサハリン付近からオホーツク海へ低気圧が進む見込みです。この低気圧からのびる気圧の谷が北日本を通過すると予想されています。
低気圧や気圧の谷に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、上空には寒気も入ってくるため、大気の状態が非常に不安定になる所があります。北日本では7日から8日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、急な強い雨に注意が必要です。

■防災事項
九州南部では8日から10日頃にかけて、九州北部地方では9日から10日頃にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。前線の活動が予想より活発になった場合には警報級の大雨となる可能性があります。
また、11日以降も西日本から東日本に前線が停滞し、総雨量が多くなる可能性があります。