来年4月から自動運転の車両の公道走行が解禁されます。それを前に無人バスの実用化を想定した日本に1台しかない自動運転シャトルバスの試乗会が富山市で行われました。
富山県立大学にお目見えしたのは新型自動運転シャトルバス「EVO」。6段階ある自動運転レベルのうち、レベル4で遠隔監視など一定の条件のもとで完全な自動運転ができる日本に1台しかないバスです。
車体にはレーザーで障害物の位置や形状を読み取る「3Dライダー」やカメラ、GPSなどが搭載されていて目的地を設定するだけで安全に移動します。
記者:
「自動シャトルバス「EVO(エヴォ)」に試乗します」
定員は15人、最高時速は25キロ。車内に運転席はありません。モニターには障害物の有無やタイヤの向きなどの情報が表示され、乗客も安心です。
記者:
「乗り心地は電気自動車ということもあって、とても静かです。今回はオペレーターの手動運転ですが、自動運転のシャトルバスが富山を走る未来もそう遠くないかもしれないですね」
運転者がいないレベル4相当の自動運転は来年4月から公道走行が解禁される予定で、国は2025年をめどに全国40か所以上での自動運転移動サービス実現を目指しています。
富山県立大学DX教育研究センター
唐山英明所長:
「学生には新しい技術に触れていただきたいと思っています。人がいなくてもいろんなサービスが提供できる。研究を進めてなるべく早く良いサービスが提供できるように頑張っていきたいと思います」