「ゾウ列車」が繋いだ笑顔
終戦から4年後、このゾウを見たいという子どもたちの強い要望を受けて国鉄などが特別に運行したのが「ゾウ列車」です。

朗読「はじめて、ゾウを見た子どもたちは、おおよろこびでした。かわるがわる、ゾウのせなかに、のせてもらい、動物園をのっし、のっしと、さんぽしました。ゾウのはなの、すべりだいにものりました」

「ゾウ列車」に乗って、全国から5万人以上の子どもたちが名古屋を訪れ、ゾウとふれあって楽しい時間を過ごしました。

NPO法人大空へ飛べ 谷口徹理事長「ぞうを守るために命がけで動物園の人たちががんばってきた、命の大切さとか、当時の子どもたちの願いを『ぞうれっしゃ』という特別列車を仕立てて叶えるという実話が本当に素敵だなと。我々ができることはまず身近に戦争について学んで、そして自分たちのできること、身近なところからできることをやっていきたいというふうに思っています」
