昨年度、富山県内の小中高校で不登校となった児童生徒の数は2256人にのぼり、過去最多を更新したことが文部科学省の調査でわかりました。

文科省の調査によりますと2021年度、富山県内の小中高校で年間30日以上欠席した不登校の児童・生徒の数は前の年度より391人増加して2256人となりました。

これは現在の統計方法になった2014年度以降で過去最多です。全体のうち小学校の不登校は725人、中学校では1112人にのぼり、要因としては、「無気力・不安」が半数以上を占めています。

富山県教育委員会は、コロナ禍で学校生活に制限がある中、交友関係が築きにくく児童・生徒の不安やストレスが大きくなっているのではないかとみています。

また、昨年度に県内の小中高校で認知されたいじめの件数も前の年度より327件増加し1539件となりました。