富山市の中学校で成績に関する個人情報が流出した事態を受け24日、市の教育委員会が市内の全小中学校の校長などを集めた臨時の校園長会を開きました。

富山市教育委員会が開いた臨時の校園長会には、市内にある幼稚園・小中学校すべての校長が出席し、個人情報が流出した経緯について説明がありました。

情報の流出があったのは、富山市の八尾中学校の全校生徒447人分のテストの得点や順位が記載されたデータファイルで、今月7日、教員が生徒会活動のため、このデータファイルをクラウド上にアップしたところ、一部の生徒が成績などを閲覧できる状態となっていました。

24日の会合では、教員がアップしたクラウドに関する正しい利用方法を再度、確認。また、教職員を対象にした研修会の開催も決まり、今後、市の教育委員会から個人情報管理についての指導が行われることになります。

富山市教育委員会 宮口克志 教育長:
「本当に初歩的なミスが大きな事案につながったと思っておりますので、あってはならないということを強く再認識してほしい」