「ちょっとでも学校に…」前を向いて中学生に
司会
「『子ども市役所』主催、卒業式。山下華那さん、あなたは学校、きのうの自分のいずれかから卒業します、おめでとう」
ひとり一人に手作りの卒業証書が手渡されました。



小学校生活に一区切り、次のステップへと向かいます。
小学3年から不登校の高木丈汰郎くんは。
小3から高木丈汰郎くん
「卒業式行けなかったとか、学校行けなかったとかいっぱいあって、でもきょう卒業できてよかったなと思いました。もっと友達を作ったりちょっとでも学校行けるようになりたいです」
丈汰郎くんの母親
「一緒にがんばっていきましょう」

式を終えた華那さんは。
山下華那さん
「とりあえず成功してよかったなと。卒業できてよかったなと。6年間つらいこともありましたけど、どれも私には今の私には欠かせない思い出ですね。富山の困っている子どもの居場所になればいいなと思いますね」

学校に行けなくても、みんなが自分らしく前を向いて歩けるように。華那さんは、これからも活動を続けていきます。

【後記】
華那さんたちは、家から出られない子どもやたくさんいると思うので、「居場所はあるよ」「味方はいるよ」と、今回の卒業式がメッセージになればいいと話していました。新年度、「子ども市役所」では、不登校でなかなか自分ががんばったことを発表する機会のない子どもたちのために“文化祭”を実現したいということです。