「政治とカネ」に厳しい姿勢を鮮明に…
出直し選挙では、辞めた前職を支持する住民と、新人の舎川智也氏を支持する住民で蜷川地区は分裂。

選挙戦は舎川氏の当選で幕を閉じましたが、住民たちは「政治とカネ」を巡る問題にどう決着をつけるべきか、1人1人が思い悩んだと言います。
自民党富山市連蜷川支部 支部長 山本繁之さん「だめなものはだめだっていうきちんとした態度ってのは必要だと思って、多くの人は苦しんだと思います。で苦しんだ末に、そういった方にはだめだという結論を出して、新しい人を、クリーンにやってくれる人をっていう採択をしたわけですからそれで良かったんだなって思います」

9月16日の蜷川支部役員会。
出席者「自民党の党員としてやっぱり潔白でいこうと。アンケートは実施して私たちのプライドというものを示せばどうかなと」
富山市議会の不正が生んだ地域の分断を引き合いに、党員アンケート中止に「声を上げるべきだ」という意見が出席者から相次ぎました。

出席者「舎川さんが立った時にやっぱり蜷川が二分するような戦いをやったんですよね。その時の苦い思いというか、嫌な思いというのは自分たちはみんな経験したんですよね。富山も全国的に嫌なイメージを植えつけたけども選挙の結果でやっぱり『あっ富山ちゃんとしてるな』っていうのを見せられたと思うんです。で今、こういう問題が起きた時にやっぱり声を出さなかったらまたぶり返すような危機さえ感じるわけですよね」「僕らクリーンにしようって言ってるんだから。舎川さんをあげてやってるのはそういうことなんだよ。今までの経験踏まえて」

蜷川支部では、富山市議会の不正をきっかけに党員の間で「政治とカネ」に厳しく向き合う姿勢が鮮明になったと山本さんは話します。
自民党富山市連蜷川支部 支部長 山本繁之さん「いい教訓であったなと。ああいったことを二度と呼び起こすまいという思いは私たちの中にもありますし、自分たちなりに正しいことができたなっていう。そういう土壌はあるぞっていう気概は皆さん持ってらっしゃるんじゃないかなと思います」