4m相当の隆起と4cmの沈降は想定通り 申請内容と合致 北陸電力
先月の会見で、北陸電力は、今回の地震で起こった能登半島北岸での最大4メートルの隆起について。

北陸電力・土木建築部長「今回の陸域で4m相当の隆起ということと、発電所周辺で4㎝程度の沈降。これ実は今回の地震でもほぼ4㎝の沈降っていう形で申請前のモデルとほぼほぼ合致しておりました」

2014年の2号機の審査の申請時にシミュレーションいた内容と同レベルだったとしています。
2号機をめぐっては、最大のハードルを見られていた原発敷地内の断層について、去年3月、「活断層ではない」という北陸電力の主張が認められ、審査は、敷地周辺の断層などの評価へと移っています。

2号機の審査について、北陸電力の松田光司社長は、先月の会見でこう述べました。
北陸電力・松田光司社長:「能登でこれだけの大きい地震があったわけですので、これらの知見についてはしっかり取り込んでいく必要があると思います。それがみなさまのご信頼にもつながると思いますので、そういう形で審査を今後継続していきたいと思っております」

原子力規制庁は、19日から能登半島で地盤の隆起などを調査しています。

志賀原発の再稼働に影響はあるのでしょうか…。注目されます。