夏休みの自由研究にもオススメのスポット魚津埋没林博物館を紹介します。埋没林は文字通り「埋もれた林」のこと。およそ2000年前の木の根っこがほとんど当時のまま見つかりました。なぜ腐ることなく見つかったのか…なぜ国の天然記念物にも指定されたのか…埋没林を巡る謎を館長に聞きました。
魚津漁港のすぐそばにまるで宇宙船のような奇抜な建物があります。魚津埋没林博物館です。

埋没林は「森の化石」とも呼ばれ、火山活動や河川の氾濫など何らかの理由で地中に埋まって保存された森林のことをいいます。

この博物館には神秘的な雰囲気が漂う11点の埋没林が展示されています。どのくらい前の木なのでしょうか。
魚津埋没林博物館 石須秀知館長:「現在ではね。放射線の年代測定がされてまして、ほぼ2000年前のものという形でなってますね」「この辺り一帯が、そういうスギ林があって…」

日本各地で埋没林は発見されていますが、これだけ大規模に展示している施設は全国的にも珍しいということです。
なぜ魚津で埋没林が見つかったのでしょうか…。
石須館長:「これ昭和の初期に魚津港の建設のときに出土した埋没林の実物です」


埋没林が見つかった1930年頃。こちらはその当時の様子を再現した模型です。
