なんかおいしくない…味覚が変わるというか

40代女性:「携帯でそのサイトがあって、自分で登録していくんですけど、それでオンライン診療っていう感じで、別に出向かなくてもいいし、簡単にできて、自分の希望日、希望時間で先生の顔見て話しするっていう感じなんですよ。ちょうどコロナもあって、オンライン診療っていうのも抵抗がなかったです」

女性はクリニックにオンライン診療を申し込み、電話で医師の問診を受けました。

目的がダイエットであることや、病気の有無などを聞かれ5分ほどで終了。1週間ほどで届いた薬は、2型糖尿病の治療薬でした。

保険がきかないため、1か月で1万6000円。一日1回服用すると、すぐに効果が出始めました。

40代女性:「お腹がすかないんですよ。すごい大好きだったラーメン屋さんのラーメンがあるんですけど、なんかおいしくない…。なんかこんな感じだったかなって、味覚が変わるっていうか」

薬を飲み始めてから2か月後、体重は4キロ減ったといいます。

女性が服用した薬は、血糖値を下げる「GLP―1受容体作動薬」の一種、リベルサスです。この薬について専門家に聞くと…。

高田内科・糖尿病クリニック 高田裕之医師:「GLP―1っていうのが、小腸からでるホルモンで、すい臓に働いてインスリンを出させてくれる。インスリンが出ると血糖値が下がるので、糖尿病の薬になるのですが、それと同時に食欲を抑えてくれるっていう働きがあります」