悪い薬のように言われると残念だなと…
糖尿病ではない人も、自由診療で薬を使うことができますが、安全性や有効性は確認されていないといいます。
服用した女性は…。
40代女性:「体調が悪いのか、これ(薬)の副作用なんか、どっちなんだろうって。ただなんか気持ち悪いし頭痛いしっていう感覚はありました」
結局、女性は健康への影響が心配になり3か月で薬をやめたそうです。
40代女性:「それ飲みながら何か痛み止めとか、胃薬とか、飲んどったら意味なくないかなと思って、やっぱ健康第一」

SNS上にも「吐き気や」「めまい」「低血糖になった」など、体調不良を訴える声もあがっています。
また、日本糖尿病学会でも「不適切な薬物療法によって患者さんの健康を脅かす危険…薬剤の適正な処方を行ってください」と、医師に対し警鐘を鳴らしています。

さらに、ダイエット目的の利用が広がり、去年秋には一時、薬の供給が不足したといいます。

本当に薬が必要な糖尿病患者に行き渡らなくなることが懸念されたのです。高田医師も適正な使用方法を心がけてほしいといいます。
高田内科・糖尿病クリニック 高田裕之医師:「糖尿病の中でも比較的新しいお薬で、すごい効果なんです。ただ一部の少し使い方によって、何かすごい悪い薬のようにも言われてしまってるのが少し残念だなと。結局、下手をすると薬じゃなくて、害になってしまうことで、そこは皆さん、よく考えられた上で行動していただきたいと思う」

「メディカルダイエット」その手軽さの裏にはリスクも潜んでいるのです。