駆け込み需要の背景には大手の製紙会社が来月から紙製品を10パーセント以上値上げすることを決めたことがあります。
買い物客:「4月からまた(値段)上がる? あ~、そうなん。だいぶ?」
記者:「10パーセント以上という話ですが」
値上げの話を聞くと再び陳列棚へ。トイレットペーパーを追加でもう1袋カゴの中に入れていました。

買い物客:「高くなると言われているから少しでもね。」
このほかにも紙関連の商品をまとめ買いする客の姿が多く見られました。
買い物客:「安いものがあったらまとめ買いするのが家計へのめいいっぱいの防御策かな」
ことしの“値上げの春”の背景には、2024年問題があります。近年の物価高に加え、物流コストも高くなることで紙商品を含む3000品目ほどが4月から値上がりする予定です。

買い物客:「大変だよ、大変だけど私らどうもできんからね。高いなと思ってでもいるものは買わないといけないし」
「給料も上がらないし物価だけが上がっている気がするから。家計に直撃していますね。困っています」
一向に収まる気配を見せない値上げの波。消費者の節約志向はさらに強まるかもしれません。