今年11月の任期満了に伴う富山県知事選選挙に、22日、現職の新田八朗氏(65)が再選を目指して出馬すると表明しました。
新田知事は、22日夕方に開かれた後援会の支部長・幹事長会議終了後に記者会見を開き、再選を目指して出馬すると表明しました。

富山県 新田八朗 知事:
「富山県民として未曽有の災害の時に知事として居合わせた者として、この後の復旧復興にも責任を持っていく。それは任期をまたぎます。知事には4年の任期しかありませんが、この任期では間に合いません。次の任期をまたぐことになる。ということで私はまずはこの富山県の復旧復興を引き続きリードしていくために、この秋の知事選に挑戦することを後援会の場で表明したところであります」

新田知事は元日本海ガス社長で、現在65歳。2020年10月の県知事選に初出馬し、自民党県連の推薦を受けて5選を目指した石井隆一氏との保守分裂の激戦を制して初当選しました。
一人ひとりの真の幸せ「ウェルビーイング」を県政の柱に掲げて、子育て支援策や起業支援などに取り組んでいます。
また、4年前の県知事選で旧統一教会の関連団体から選挙応援を受けたことを明らかにしています。
新田知事は22日の会見で、自民党県連への推薦についてー
新田知事:
「やはり3年余り知事職をやってみて、政府、国、国政与党との関係は地方自治を主導していく上で大切なものだとあらためて認識をしております。なので、4年前と同じように自由民主党への推薦はお願いしたいと思っております」

記者:「前回の選挙では保守分裂でした。自民党との関係は4年間で改善または変化した?」
新田知事:
「確かに高校再編の手法のことで、今回の議会でも必ずしも意見は一致しなかったことはありますが、でもこの3年ちょっとやってみて、それぐらいじゃないですかね。あとは大体議論したうえでやってこれたと思っています」
自民党以外の推薦は現時点で「ノーアイデア」としていますが、「政策的に応援していただけることがあれば、その後推薦をいただくこともやぶさかでない」としています。
また、4年前に旧統一教会の関連団体から選挙協力を受けたことを受けてー
記者:「今回仮に旧統一教会からの選挙協力の申し出があればどのようにしますか?」
新田知事:
「それはないと思いますよ、本当に。知事就任してから連絡もまったく取っていませんし」
新田知事は、2期目の政策の柱として、震災からの復旧復興とともに、次の富山県を背負っていく人づくり、そして、その人たちが将来躍動できる新しい社会経済システムの構築を掲げています。1期目は8つの重点政策と88の具体策をマニフェストとして発表していて、2期目のマニフェストも今後発表したいとしています。
今年秋の県知事選挙をめぐっては、共産党県委員会が候補擁立を目指したいとしています。
この秋の県知事選をめぐっては、共産党が候補擁立を目指すとしています。







