能登半島地震で被害を受けた高岡市の住民を対象とした被災者支援策の説明会が先週、開かれました。具体的な復旧計画が示されない中、「何を目標に頑張っていけばいいのか」と憤る声があがっていました。

高岡市が液状化被害が大きかった地区で開いている支援策説明会。最終回となったこの日は横田町や木津地区などの住民が参加し、市の担当者から下水道や道路の復旧にあわせて3年かかる見通しなどが示されました。住民からは、被害を受けた住宅の支援制度について具体的な説明を求める声が…。

住民「中規模半壊なので家を解体するか直すかを非常に悩んでいるんですけど、これ、先ほどのお話のなかでもし解体する場合、公費のお話があったと思うんですけど、これは何か条件等はあるのかお聞きしたい」

高岡市担当者「修理をしたあとに解体をすること、それはできないです。それは国費の二重投資、というか、補助金の二重投資になるので、解体されるんであれば…補修はしないということになります」

住民「玄関のドアが開かないので応急修理の申請を今しているんですけど…。それをとってしまった場合は解体のほうはできなくなる?」

高岡市担当者「はい。その通りです」

住民「玄関が開かなくて今、小窓から子どもも出入りしているんですけど、このままの状態で壊すか壊さないかを決めて、判断してくださいということでよろしいですか?」

高岡市担当者「はい。そうです」