銭湯が全壊…それでも取り戻したぬくもり

嘉藤アナ:「(津波で)いろんなものが至る所に流れ着いています」

このあと私は被害が大きい珠洲市の鵜飼地区に向かいました。


そこにあったはずの温泉施設「宝湯」。100年以上続く宝湯は本館が全壊。入浴中だった常連客の石山富造さん(82)が亡くなりました。

宝湯4代目 橋元宗太郎さん:「おじいちゃんも寒かっただろうし、温まって成仏してほしいなと」


地震発生から1か月が過ぎた2月2日、宝湯の4代目橋元宗太郎さんはがれきの中で湧き出る源泉を見つけました。

宝湯4代目 橋元宗太郎さん:「勇気を出してがれきの中に入っていって、温泉の流れる音がしたので、少し元気が湧いてくるような」


ホースを使って源泉を別館の浴槽に引き込み人が入れるまでお湯がたまりました。

そして、今月9日。

宝湯4代目 橋元宗太郎さん:「ようこそ!ようこそ!」

避難生活を送る住民:「わあすごい。温かそう」


避難所で生活する地元の人たちが訪れました。

住民:「いや~いい気分です」
嘉藤アナ:「さっぱり?」

住民:「はい、さっぱりしました。ゆっくり寝られます」

住民:「とっても気持ちよかった」
宝湯4代目 橋元宗太郎さん:「少しぬるくなかったかなと思って、めちゃくちゃ心配していたんですけれど」

住民:「ぬくもったね」
避難生活を送る女の子:「もう湯加減がよくて、顔も赤くなった」

宝湯4代目 橋元宗太郎さん:「みなさんの協力があってできたことなので、自分もそういう(助け合う)気持ちを大切にして、これから避難所で生活されている方に気持ちを届けたいですね。お湯と気持ちを届けたいです」











