見ているだけで震えそうな伝統行事です。福島県いわき市では、新婚の花婿に冷たい水をかけ、無病息災を祈る「水祝儀」が行われました。
気温5度の中、桶を担いだ男たちが一斉に冷たい水をかけます。いわき市沼ノ内地区で400年以上続く伝統の「水祝儀」です。水をかけられるのは、幸せいっぱい、新婚の男性たち。
今回、参加した地元出身の新妻頌仁さんは去年11月に結婚。妻・星羅さんは、結婚するまでこの行事は知らなかったといいます。
新妻星羅さん「無病息災とかを祈ると聞いたので、頑張ってほしいなと思います」
水をかける「桶取り」と呼ばれる独身男性は、花婿をわざとじらし、会場を盛り上げます。
最初は、笑顔だった新妻さん。しかし、水かけが始まると、この表情!
星羅さん「寒そうな顔をしていますね。鼻を赤くして」
冷たい水は、3回に分けてかけられますが、最後は豪快に頭にかぶせられ、儀式は無事終了です。
星羅さん「すごく寒そうなので、帰ってお風呂に入って温まってほしいです。いい1年になるといいなと思います」
頌仁さん「寒いです!寒いです!健康に安全に過ごしていければと思います」
花婿たちは冷たいながらも心温まるご祝儀を全身で受け止めていました。










