産後ケア」という言葉を聞いたことはありますか?

「産後ケア」とは、出産後の女性に寄り添い、悩みや不安を解消してくれる取り組みですが、利用するにはハードルが高いと感じている人も少なくないようです。
実は意外と気軽に利用できる産後ケアのいまを取材しました。

子育て中の母親「寝不足がきつくて、例えば母乳が最初なかなか出なくて、ちょっと大丈夫かなっていう感じで」
子育て中の母親「実際マタニティーブルーになるって自分自身は思っていなかったんですけど、産んだ直後は無性に不安に襲われて一人で病室で泣いて」

マタニティブルーズ」。出産後や妊娠中の女性は気分が落ち込み、不安に襲われたり、急に泣きたくなったりします。
最近は「マタニティブルー」とも呼ばれています。

症状や程度に差はありますが、出産後の女性の「2人に1人」、実に半数ほどにみられる症状です。

福島県助産師会・小谷寿美恵会長「出産後っていうのは、女性ホルモンの変化が大変大きいので、大変な身体状況の中、もう1人の人格の子育てが始まる

出産後の育児には、現代社会ならではの課題もあるといいます。

小谷会長「核家族っていうところもあると思います。(親の世代に預かってもらえないので)家庭の中で子育てするっていう難しさはあると思うんですよね」