31日夕方、福島県大玉村の農場で、牛舎の中で作業をしていた50代の男性がクマに襲われ、けがをしました。体長約1.8メートルのクマを駆除した猟友会の男性は「怖かった」と当時の状況を語りました。
井上和樹アナウンサー「クマの人身被害があった現場です。男性はこの牛舎の中でクマに襲われたのですが、こちらにはクマの爪痕と見られる跡が残っています」
警察によりますと、31日午後5時半頃、大玉村玉井にある農場で、牛舎の中で作業をしていた50代の従業員の男性がクマに襲われました。叫び声を聞いた別の従業員が駆けつけたところ、男性が牛舎の外に倒れていたということです。
男性は後頭部や腕などに傷を負い、救急搬送されましたが命に別状はないということです。男性は「牛舎の電気をつけたらクマがいて襲われた」と話しているということです。
井上和樹アナウンサー「今駆除されたクマが運び出されていきます」
男性が襲われたあと、牛舎付近でクマ2頭が見つかり、このうち1頭は別の牛舎で牛のエサを食べていたところを地元の猟友会が駆除しました。体長はおよそ1・8メートルありました。
駆除した猟友会の男性「(クマは)背中を向けて餌を食べていたが、私たちに気が付いて振り返って私たちに向かって来ようとしたので、そこで発砲して…本当に怖かった」
また、1日午後2時ごろ、会津美里町赤留(あかる)では、ジョギングをしていた60代の男性が親子と見られるクマ2頭に襲われ、軽いけがをしました。










