開発のきっかけはプラスチックごみ 私たちの体内にも…
開発に取り組んだ、三義漆器店の曽根佳弘社長。三義漆器店では、石油由来のプラスチックなどを使い、年間およそ450万個の製品を作っていますが、今回なぜ、世界一薄いグラスの開発に取り組んだのでしょうか。

三義漆器店・曽根佳弘社長「陸から川を流れて、最終的に海に流れつく、マイクロプラスチックごみ問題になっている」
マイクロプラスチック問題。世界中から、年間およそ800万トンものプラスチックが、ごみとして海に流出しているといわれています。特に、5ミリ以下のマイクロプラスチックによる生態系への影響が心配され、世界的な課題となっています。

その影響は、福島の海でも…。潮目の海をテーマに、およそ800種、7万点の生き物を飼育・展示している「アクアマリンふくしま」。
環境水族館として海洋プラスチックごみ問題にも取り組んでいて、いわき市の沿岸に流れついたプラスチックごみなどを展示しています。

マイクロプラスチックを食べた魚は福島県沖でも見つかっていて、こうした魚を食べることで、私たちの体にも知らないうちにプラスチックが取り込まれているといいます。
さらに…。