デブリ取り出しへ…今後の流れ
廃炉の最大の難関とされる燃料デブリの取り出し、今後の計画をまとめました。
13日に扉が開けられたのは、福島第一原発の2号機で、原子炉格納容器内につながる貫通口の入口部分です。2号機では、この貫通口から折りたたみ式のロボットアームを入れ、試験的に数グラムの燃料デブリを取り出す計画です。

13日の作業では、専用の機械でこの貫通口の扉を開いて隙間をつくりました。今後は、扉が90度に開くように取っ手部分を取り除いていくということです。

そして、扉が開いた後ですが、実は、貫通口には堆積物やケーブルがたまっている状態です。そのため、取り除く必要があるんですが、強くくっついて固まっている可能性があり、除去できない場合は別の方法でのデブリの取り出しを検討することになります。

一方で、東京電力は試験的取り出しは今年度中に着手するとしています。また、本格的な取り出し時期はデブリの状態を分析し、決定することになります。東京電力には安全かつ着実な作業が求められます。











