福島市消防本部では去年11月、症状が悪化した高齢患者の救急搬送で、搬送先を探していましたが、病院に18回断られ、搬送先が決まるまでに2時間13分かかったということです。

コロナとインフルエンザの同時流行もあり、それだけ医療機関がひっ迫しているということです。
そして「緊急性がない」119番通報も現場を悩ませているといいます。
実際にきのう(18日)、福島市消防本部にこのような119番通報がありました。
「お酒を飲んだから家まで救急車で送ってほしい」

こういった極端な例ばかりではありませんが、去年福島市消防本部が救急車で搬送した人のうちおよそ半数が、その日のうちに自力で病院から帰宅できる「軽症」の患者だったということです。

もし救急車を呼ぶか迷った場合、夜間に急なけがや病気をした際などは、県の夜間救急電話相談「#7799」に連絡するようにしてください。この電話窓口では、応急手当の方法や、救急車を要請するべきかなど専門家からアドバイスを受けることができます。

助けられる命を助けられるようにするためにも不要不急の119番通報はしないようにしてください。










