約880トンのデブリ 廃炉の道筋は
福島第一原発では、1号機と3号機そして4号機で水素爆発を起こし、メルトダウンが発生した1号機から3号機には、およそ880トンのデブリがあるとされています。現在の建屋の状況は、どうなっているのでしょうか。
水素爆発を起こした1号機では、今年1月に建屋内にあるガレキの飛散を防ぐ大型カバーの設置が完了しました。2号機では、2回にわたって燃料デブリの試験的な取り出しが行われ、これまで0.9グラムを採取しています。そして、2037年度以降にデブリの本格取り出しを目指す3号機では、格納容器内部を調べるため、ドローンを使った調査が3月から始まっています。

一方、廃炉作業で発生している処理水は、2023年から海への放出が始まり、これまでにおよそ13万立方メートルが放出されています。これは現在、保管されている処理水全体のおよそ6%です。原発構内には、1000基ほどのタンクが設置されていて、このうち、空になったタンク12基が解体されています。解体された跡地は、3号機のデブリ取り出しに向けた設備などを置く施設が整備される予定ですが、その時期は未定となっています。

政府と東京電力が目標とする廃炉の完了時期は2051年ですが、技術的にも費用的にも可能なのか、東京電力には、その道筋をしっかりと県民に示してもらいたいです。













