原発事故で一時、全村避難となった福島県飯舘村に去年、菓子店がオープンしました。店を営むのは、地域おこし協力隊の男性です。地元の食材を使って商品作りに取り組む姿にカメラを向けました。
村に『土産がない』と言われて
厨房の中は、バターと砂糖が焦げた甘い香りに包まれます。焼き上がったのは、フランスの伝統菓子・カヌレ。作っているのは、高橋洋介さん(44)。飯舘村の地域おこし協力隊です。

飯舘村地域おこし協力隊・高橋洋介さん「サラリーマンはモノを右から左に動かすだけなので、直接モノを作るのはいいと思う」
高橋さんのお店は、村の中心部にある菓子工房「Cocitto(コチット)」。小さな店内には、パウンドケーキやマドレーヌなど20種類あまりの焼き菓子が並びます。

川俣町出身の高橋さん。おととし村に移住し、去年4月に店をオープンしました。移住する前は、都内でサラリーマンをしていました。
高橋さん「年を取るにつれて心残りがあった。最終的に県内の風評被害などの問題に関わることをやっていきたいと思い、それで戻ってきた」
スイーツ好きが高じて独学で始めた菓子作りでしたが、店を始めたきっかけは、村内に訪れた人の“ある一言″でした。

高橋さん「飯舘村には『お土産がない』と何回か聞いて、じゃあそれを作ろうかと思い、地域おこし協力隊になった」













