「初めてのケース」在庫切れで受け付け停止
こうした中、福島県内のふるさと納税の寄付額が、昨年度100億円の大台を突破したことが分かりました。県内59市町村に寄せられたふるさと納税の寄付額はこの10年で大きく増え、昨年度は速報値で102億円と、初めて100億円を超えました。

特に、コメは県内のほとんどの市町村でふるさと納税の返礼品として採用していて、主力の返礼品の1つとなっています。
ところが、コメどころとして知られる大玉村では、現在ふるさと納税のコメの返礼品の受け付けは全て停止しています。大玉村では、コメの返礼品の受け付けを去年10月上旬から始めましたが、およそ7000キロあった返礼品用のコメの在庫が今年3月下旬に全て無くなってしまったため、受け付け停止に至ったということです。村の担当者は、この時期に無くなってしまうのは「初めてのケース」だと話していました。
担当者は、今年の新米の時期には再び受け付けを再開したいと話していましたが、返礼品用のコメをどの程度確保できるかは分からないと頭を悩ませていました。

そして、大玉村とは違った理由で受け付けを停止したのが、福島市です。