笑顔を与えた一言
緊張をほぐし、笑顔を与えてくれたのは、おととし出産した長女・千遥(ちはる)ちゃんの存在でした。
齋藤由希子選手「3投目終わった時、宍戸監督が千遥ちゃん見てるからねってプレッシャーかけてきた」
「アスリート」そして「母親」として。迎えた最後の6投目。
記録はこの日最高の11メートル61センチ。しかし、メダルまであと27センチ足りず、結果は4位でした。戦いを終えた後、福島で待つ家族への思いが込み上げました。
齋藤由希子選手「娘には砲丸を投げてくることを『えいってしてくるね』と教えている。(試合前に電話で)『ママ、今からえいってしてくるから見ててね』って。娘にお土産を持って帰れなかったことだけが悔しい。メダルは持って帰れないが、今回の成績を報告に行ったときは温かく迎えてくれると嬉しい」
齋藤選手は、おととしの出産で筋肉量が落ちて15キロ体重が落ちたそうですが、福島市でトレーニングを重ねて代表選出、そして入賞という結果となりました。










