連日熱戦が続くパリパラリンピックで、福島市在住の齋藤由希子選手は、日本時間の4日夜、女子砲丸投げ決勝に臨みました。惜しくもメダルは逃しましたが、愛する娘のため、全力を出し切りました。

齋藤由希子選手(31)は、生まれつき左腕のひじから先が無く、義手をつけて砲丸を投げます。齋藤選手は福島市内で夫の恭一さんとともにトレーニングを積み、今回パラリンピック初出場を決めました。

齋藤由希子選手

そして、日本時間の4日夜、ついに迎えた夢舞台。しかし、緊張が彼女を襲います。1投目は、自己ベストの12メートル96センチを大きく下回る、10メートル91センチ。その後も飛距離が出ず、記録は伸び悩みます。

そうした中、3投目を終えた後、齋藤選手に笑顔が戻りました。