無数にある道。その通り一つ一つに歴史があり、訪れたくなる魅惑のスポットが存在する。そんな通りの隠れた魅力を散歩しながら発掘する『ふく散歩』。

いわき市を24.7kmにわたって東西に横断する『新川(しんかわ)』。今回は新川から散策をスタートします。

いわき芸術文化交流館アリオスの裏を流れる新川は、かつて生活排水や大雨による被害が大きく、地域の課題となっていました。

1977年以降には、川幅を広げる堤防を作るなどの大規模な改修工事が行われました。さらに景観にも配慮しようと『ふるさと いわきの新川をきれいにする会』などのボランティアによって、
草刈や植栽が行われ、現在の姿になったそうなんです。地元に対する愛情を感じますね。この先どんな発見があるか楽しみです。

アリオスから新田橋まで歩いてきました。ん?なにやら赤い看板が・・・。上の方に小さく『駄菓子屋』と書かれています。

こんにちは!たくさんの駄菓子がありますね。

--近江穂香さん(ちびうた)「いらっしゃいませ!オーナーがお菓子と子どもが好きで、いわき市出身なので、この場所で始めたんです。ゆっくりとお楽しみください。」

ありがとうございます。

懐かしい駄菓子ばかりですね。オーナーさんが趣味で集めたおよそ1000種類の駄菓子が並んでいるんですって。知育菓子もたくさん!子どもだけじゃなくて、大人もつい夢中になっちゃいますよね。せっかくなので買っていきましょう。

では、お散歩再開!天気が良くてお散歩日和ですね。駄菓子屋の前の道をまっすぐ進むと、県道26号にぶつかります。今日は左に行ってみましょう。ん?なにか看板が出てますよ。クラフトショップですかね?

すごい!びっしりとレザークラフトが。壁一面にあるのはバッグですね。大きさも形もいろいろあって、種類が豊富。圧巻です!

すみません。

--渋田豊子さん(Indianjam)「いらっしゃいませ。」

一般的なクラフトショップとは違うんでしょうか?

--渋田さん「そうですね。ショップだけではなく、工房もあり、お客様からオーダーを受けてお作りしてるお店になります。」

なんでもオーダーできるんですか!?

--渋田さん「そうですね。大きいものですと、フルオーダーでキャリーバッグをお作りいたしました。お店にあるものだと1日ぐらいで制作するんですが、フルオーダーになりますと、1週間ぐらいお時間いただきます。」

こちらの店では彫金もやっているそうで、形見のアクセサリーを好みの形に作り変えることもできるんですね。思い出を繋ぐお仕事って素敵ですね。

お散歩を再開しましょう。歩かないと出会えないお店が多くて、なんだかワクワクします。こちらもお店屋さんのようですね、入ってみましょう。

こんにちは!

--浦住秀一さん(GOOD LUCK STORE)「いらっしゃいませ、こんにちは。」

こちらはどういったお店なんですか?

--浦住さん「いわゆるセレクトショップと呼ばれるもので、2022年にメンズの店舗としてオープンしたんですけど、昨年の10月からレディースも増設して、日本国内外からいろんな洋服を仕入れて販売してます。」

ぜひおすすめを紹介してください。

--浦住さん「日本のブランドで生産の全工程をアメリカで行っている、いわゆるメイドインUSAと呼ばれるTシャツです。」

どういった特徴があるんですか?